(復活節) | |||||||||||
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「謝ってすむことと、すまないことがある」
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こうした恐怖感が、師を裏切るという行為に弟子たちを走らせたのだろう。日を追うごとに、彼らの心は師を裏切った罪悪感、申し訳なさにさいなまれていったに違いない。ふがいなさ、弱さ、みっともなさに身を揉(も)み涙しただろう。あれほど世話をいただいたというのに……。思いだされるのは、生前のイエスの穏やかな笑み、愛情と慈しみに満ちた言葉、しぐさの数々、そして食卓を共に囲むたびに、温かく満たされた自分たちの心……。 |
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前回の福音の窓へ… |
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